ホームヘルパー2級と介護職員初任者研修資格の違い
以前、介護職の実質的な導入研修となっているのがホームヘルパー2級研修でした。
しかし、厚生労働省はホームヘルパー2級研修では介護職の導入教育が不十分と考え、500時間(ホームヘルパー2級は130時間)にも及ぶ介護職員基礎研修を新しい導入研修として2006年度からスタートさせました。
2013年には資格制度を一新し、ホームヘルパー1級・2級、介護職員基礎研修を廃止し、介護職員初任者研修・実務者研修をスタートさせました。
厚生労働省は、将来的には「介護職 = 介護福祉士」とするために、複雑だったキャリアパスをわかりやすくするのが今回の資格制度の改定の意義のようです。
もともと『ヘルパー2級』という資格は訪問介護のための資格でした
2013年の改訂で「ホームヘルパー2級」に相当するのが「介護職員初任者研修」です。
元々ホームヘルパーの資格は訪問介護を行うにあたり必要な資格としてスタートしましたが、現在では訪問介護以外の施設形態での勤務でも取得していることが当たり前になっています。ホームヘルパー資格から介護職員初任者研修に改定するに当たり、講義内容も施設での勤務に役立つ内容が増えています。
初任者研修(旧ヘルパー2級)は様々なスクールで開講しており、取得ができますが料金はスクールによってかなり違いがあります。一般的には10万円前後が多いかと思います。受講するスクール決める際は、受講料だけではなく、通信形式か通学形式なのか、実習の有無、実習に別途料金が掛かるのかなど確認しておくことも大切です。